会社員達がこぞって接待ゴルフをする理由が初心者のわたしにも分かってきた。
ゴルフをしない人には分からないかも知れないが、あのスポーツの本番は、本当に忙しい。
少なくとも、スタートの30分前には現地で待機し、パターの練習をするも、すぐスタート。コースに出ると、9ホール終えるまで、打つか、ボール探しか、カート乗り。自分のボールを追いかけるだけでなく、一緒にラウンドしている人のボールも見ていなくてはならない。
その間、良いショットだと、ナイスショッ！！と、声掛けにも様々な言い方がある。個人的な話など、している暇はない。ましてや、会社や契約の話など出来るはずもない。
相手を褒め励まし、自分も同じ言葉をかけられる約2時間半。50分ほどのランチタイムを挟み、また出陣！
パラダイスのような環境で、不仲になるのはよっぽど何かある。大抵は、皆が爽やかな良い気持ちになり、接待ゴルフは大成功で、仕事も上手く進む。
敢えて相手に勝たせたり、その気遣いは大変なこともあるだろうけれど、それで仕事が上手く行くなら、こんな楽なことはない。
これまでラウンドした人の中で、あの人とはもうしたくない、と思った人はいない。
ただ一人、コンペで同じグループだった女性。お互いのスコアを書きあったにも関わらず、コンペで公に提出したスコアを5打ほど誤魔化して、わたしより上位になって表彰されたことだ。それはないわよね〜と多少呆れた。でも紳士のスポーツだから、とやかく言わない。
中には、超一流のゴルフ場の会員にも関わらず、スコアを誤魔化すだけでなく、グリーン上で、ボールをひょいひょいと動かして、カップに近づける人もいるそうで、キャディの間では有名らしい。
一緒にラウンドしている人は唖然と見ているだけで、本人は見られていないと思っているそうだ。森の方に入ったはずのボールが、何故かポケットから出てきて芝生に置いて、こんなところにありました〜、などと誤魔化すことも多々あるそうな。
そこまでして、素人がスコア上位を目指したって面白くないはずなのに、それはもうその人の性格、癖なのだろう。周囲は、負けん気が強いんだ、と言っているが、不正で勝ってどうするのよ〜💧
ポジティブ、ネガティブさが、あからさまに出るスポーツとも言える。
メタメタなのに、やっちまったー！と笑い、周囲に負の連鎖を招かない人。素晴らしいスコアなのに、失敗した、を連呼し暗くなる人。優勝賞金がかかっているならいざ知らず、遊びなのに、そこまでネガティブになられても…とても厄介ですよ。
女子プロゴルフの試合を観ていると、その表情が興味深い。終始ポーカーフェイスの女子もいれば、ダメだといきなり不機嫌な顔になり、キャディにも文句を浴びせ、観ている方も番組を替えたくなることがある。
矢張り、究極のメンタルスポーツ、ではあるが、女子プロには可愛いお顔で美しくラウンドして頂きたいものだ。（勝手なこと言っています）
グリーン上で、カップに入れる際、パターが入らない。届かない。いつもいつも、短い。また転がす。まだ入らない。チキンハートな男子。
打つとカップを超えて転がる、ライオンハートな女子。普段の日常がパターに出る？？チキンな男子とライオンの女子カップル夫婦は多いですね。
男性は慎重なのでしょうね。女性は大胆なのかしらね。ま、パターは猛特訓しかありませんから、我が家でも廊下にグリーンのマットを敷いて、時々練習しています。
ラウンド中、人にスイングを教えたがる人、全く人には無関心な人、周りに気を使いながら、和気藹々と雰囲気を作る人、我が道をひたすら行く人、たかだか前半後半の5時間で、個人的に話さなくとも、その人の人となりが理解出来るので、興味深いスポーツですよね。いざ、と言う時に、その人が出るのですよ。いざ、と言う時に男勝りでなく、美しい女子力を出したいものです。
ハマってしまい、当分やめられそうにありませんよ⛳️
