癒されるモノ・トコロ・ヒト

逗子に暮らす作家がおすすめするアラフィフ生活

東京下町グルメ名店『香味屋』

 

5月の薄曇りの空の下にて

 

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東京・東部の下町情緒が残る、根岸にある洋食屋『香味屋』かみやにGo!

 

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洋食屋としては珍しい店名だと思っていたら、その名の由来は、大正14年に、香水を扱う花街の小さな舶来店を起源としているそうです。

 

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予約もしないで11時半頃に入店すると、どの席にも予約の札が…。あちゃー、やってしまったか、と思いきや、古き良き礼儀作法のボーイが、一番奥の席まで案内してくれ、椅子をサーッと引いて、実に対応が爽やか。

 

流石、老舗の洋食屋さんの従業員マナーは行き届いています。次々に入ってくるお客さんは、ほぼ男性で、スーツ姿の会社員という感じ。お年を召したご夫婦もひと組。常連客のようです。

 

さて、メニューを見て、何にしようかと思いながら、昔、父がこの店の常連で、よくお弁当を食べていたと聞いていたけれど、かなりボリュームがありそう。

 

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私のお腹はビーフシチューを呼んでいる。

ということで、ビーフシチューを注文。加えて、サラダ、ライスorパン、珈琲のセットを追加して、待つこと10分。

 

先ず出てきたのはサラダ。

お野菜が15種類入っているそうな。

「ドレッシングは普通で宜しいでしょうか?」と尋ねられながら、ボーイが慣れた手つきで、スルスルスルと。

 

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新鮮なお野菜を沢山頂いていたところで、いよいよビーフシチューとライスが登場。肉食女子にはたまらない!

 

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フォークとナイフで簡単に崩れる程に柔らかく、なのに脂身が無く、ボリュームたっぷり。デミグラスソースも濃厚で美味しい!

 

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付け合わせの人参も甘くて柔らかい。

ライスと共にパクリパクリと、どんどん進む。隣の会社員達は、お弁当を広げ、どれから食べようか、などと楽しそうにぎっしり詰まった料理に見入っている。

 

次に来た時にはお弁当にもチャレンジしてみよう、と思いつつ、もうお腹はパンパン。

『香味屋』気に入りました。

 

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お店の中は豪華絢爛という華美ではなく、白い壁にビュッフェと、藤田嗣治の絵が飾ってあり、落ち着いた居心地の良い、普段着でも入店出来る、気取らない雰囲気でした。駐車場も4台あります。

 

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パウダールームには、お料理教室の案内が貼ってありました。

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ここまで来て帰るのはつまらない。

2月から、今週末まで上野国立西洋美術館で催されているル・コルビュジエの絵画と建築を観るべく、上野へ。

 

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国立西洋美術館自体が、ル・コルビュジエの作品。天窓からの光がグレーの壁とマッチしてモダンです。

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個人的には、あまりモダンなものより、クラシックなものが好みですが、ル・コルビュジエの時代までは、猫足家具やパリやロンドンにあるお屋敷風西洋建物ばかりで、彼にとっては、もっとスッキリ斬新なものを造りたかったのでしょうね。

 

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三大建築家巨匠のル・コルビュジエの絵画は、写真禁止でしたが、ピカソの影響を受けた面白いピュリスムの世界を築いていましたよ。

興味のある方は今週末までです、是非オススメです✨

 

国立西洋美術館でカフェオレして

五月の爽やかな風を追った一日でした〜🤗

 

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