いずれがあやめか、かきつばた
どちらも美しくて比較できないことを、このように花を使ってあらわす日本語は、風流ですね。
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花、という言葉もありますね。
今日は梅雨の晴れ間、あやめでも、かきつばたでもない
ちょっと似ている、花しょうぶ、漢字で書くと花菖蒲、を観賞しに、横須賀までお散歩してきました。
横須賀しょうぶ園、名前だけは知っていたのですが、灯台下暗しで、一昨年前からようやく、お散歩コースに加えました。
花菖蒲の特徴は、
花びらの中に、黄色い鳥の羽のような印がありますよ。
かきつばた、には黄色でなく白い羽が、あやめには、網目模様の羽がデザインされているのです。
今日は、,この黄色い羽のある花菖蒲に癒されるお散歩小径でした。
水辺に咲く花菖蒲やかきつばたと違い、
我が家の網目ジャーマンアイリスはあやめのことで、
庭の土に植えて、数年経つと株が増え、それは見事な大輪を咲かせます。
こんな風にね。
では、あやめ、に似ている、数種類の花菖蒲を、ご観賞くださいね。
古稀の色
70歳のお色でしょうか。
落ち着いた品位ある色合い
めざめ
オーシャンミスト
涼しげな色合いにぴったりのネーミングですね。
その隣には
神路の誉
貫禄のある美しさ
花がら摘みのお姉さん方が、次の蕾のために花がらをかごに入れています。
鎌倉
鎌倉らしい気品ある花菖蒲ですね
その隣は
御成門
綺麗!
光源氏
なんてネーミングも
よく見ると遊びすぎて、くたびれていましたよ〜(笑)
お散歩道には水車があったり
水の音にも癒されます
町娘
清楚で可憐ですね
春の海
これまた素敵な名前
乙女霞
ほんのり薄ピンクで黄色い羽が飛び立ちそう
最後は
江戸の夢
あでやかな紫ですね
うっとりまったり歩きながら、紫の世界を堪能しました。
花しょうぶは、江戸時代から栽培が盛んになったそうです。
ベンチがあちこちにあり、藤棚の木陰に座って、花達の歓喜の声に耳をすますのも、楽しいですよ。この時季ならではの贅沢です。
ここ、横須賀しょうぶ園は、7000㎡の広〜い田んぼに、412品種、14万株が次々と咲きます。私も今月、あと2回は行ってみたいわ〜!
6月末までは、花しょうぶまつりも開催していて、お店が出ているようですよ。
カメラを片手に、お一人散歩の方が多くいらっしゃいました。
お近くにお住まいでしたら、是非お出かけになられて、貴方の、一押し花菖蒲、が見つかりますように。
http://www.ryokukazouen.jp/iris/acc.html