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逗子に暮らす作家がおすすめするアラフィフ生活

リビングコーラルは2019年の流行色 しかも節約できる色

 リビングコーラル とは?

  今朝、あんぱんを頬張りながら、テレビをガン見していたら、今年の流行色は何色でしょう?とMCが問いかけた。

 

流行色…こういうのに飛びつかないのが私の基本姿勢。自分の好きな色ではなかったらがっかりだ。自分に似合わない色の確率が高い。身構えた。

 じゃじゃじゃーん!!発表!

 リビングコーラル!!! 

 ん???なにそれ?

 

リビングコーラルとは、正確にはピンクとオレンジの中間色、文字通りサンゴのような色を言うそうだ。コメンテーター持参のその色のアイテム、ネクタイやグラサン、ボルサリーノのような型の帽子が画面を飛び交っている。特にグラサンをしているハリセンボンの春菜さんは、世界がピンクに見える~♡みたいな感想を述べながら幸せそうだ。世界がピンク色ってなんだか平和で素敵ィ~、あんぱんの最後のひとくちを放り込んだ。

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あ~~、この色なら好きだわ、なかなかいい色だ。今年は良い年になりそう、うちにも何かあるかな?なんて思いながらリビングを見渡すと、は??あ??あ~そうだったね~、そういうことね~と我ながら呆れてしまった。我が家のリビングルームは、まさかのリビングコーラルに20年もの歳月を包まれていた。慣れすぎていてすぐにピンとこなかったのである。

 

 

 この家の以前の持ち主はヘビースモーカーで、購入した時にヤニの付いた白い壁紙をフランス壁紙にでも張り替えようと思ったが、どうやらペンキが重ね塗れる壁紙だと聞いて、改装費の少ないペンキを選んだのである。

 

 引っ越しの一週間前ペンキ屋さんがやってきて、奥さん、何色にしますか?と聞かれ、え?白でなくても良いの?と尋ねると、何でも構いませんよ、白ばかり塗ってるからつまんないんですよ!と訴えるので、ペンキ屋のヤル気のためにもとんでもない色にしてやろう、と考え、南フランスの写真集を取り出し、この色にしてくれない?と指さすと、これは、手持ちにはないっすね、作りますか、いろいろ混ぜて。とやけに嬉しそうなので即決した。20年前の当時はリビングコーラルという名前も知らず、サーモンピンクとかピーチカラーとか言っていましたっけ。

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 部屋中がその色に塗り固められた時、床に座り込んだ私はミカンの中にでも閉じ込められたかのような感覚を覚えた。もう今更変更するわけにもいかない。せめて天井だけは白のペンキで正解だった。家具の引っ越しも始まると少しずつ茶系の家具とマッチしてきてようやく落ち着くことができた。

 

 ロールカーテンもカーテンレールに巻き付けたシルクの生地も同系色に。我が家は壁紙を節約したお蔭で瞬く間にニースにでもいるかのような雰囲気になった。電気代まで節約できた。というのは、この色の部屋は、電気スタンドをひとつ点けるだけで部屋がぱぁーーっと明るくなるのだ。そして暖色系のその温かさが家族の会話の温かさにまで繋がった。

 

 そうか!今年の流行色は私のお気に入り!

 平成も間もなく終わり、新しい元号に。なんとふさわしい明るい色ではないか!燃えた!まずは以前イタリアで値切りまくって買ったままお蔵入りしている珊瑚のアクセアリーを探し出す。お気に入りのブランド Little France のワンピースもこの色が多い。去年IKEAでゲットした売れ残りセールの電気スタンドなんてまさにこのカラーよ!自信マックス!

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 やっと時代が私のセンスに追いついたか、と頷きながらご満悦の朝を迎えたのである

 

 そして調子に乗ったまま今日からブログも開設した。リビングコーラルはもう既に私の旧友のようなものであるが、ブログは、入学した第一日目のような新鮮な緊張感がある、ものですね。これから身の回りの簡単でおしゃれな生き方について少しずつ綴っていこうと思いますので、末永く宜しくお願い申し上げますね。